洗顔は美しい肌を保つための必須の行い!というのが、かつての常識です。しかし最近では、モデルさん、女優さんの中でも、朝洗顔をしないという人が結構いるようです。
今まで、お肌を清潔にそして美しく保とうと、洗顔料にも気を遣い、一生懸命洗顔してきた人には、朝顔を洗わないなんていうことはにわかに受け入れ難いことだとは思います。
そこで、本当に朝洗顔しないという美容法はアリなのかを、私の実体験を踏まえてレポートしていきます。
実はズボラな私が肌がキレイと言われたワケはこれだった!?
私自身、昔からよく肌がキレイと言っていただくことが多かったです。お世辞なのかもしれませんが、「ファンデーションや化粧水は何使っているの?」と質問されることもよくありました。
しかし、実はこれといって高価な化粧品を使っていたわけではありません。それどころか、「ファンデーション何を使っている?」と聞かれた時にノーメイクだったり・・・。(若い頃の話です。)
また、友達と旅行に行った際に、化粧水などのスキンケア用品を何も持って来なかった私に、「ダメだよ!ちゃんとお手入れしなきゃ!」と心配してお説教してくれる友達もいました。
そしてズボラな性格のため、朝時間がなくて顔を洗わないこともしばしば…。恥ずかしい話なのですが、彼氏とお泊りした時など、それがバレて「顔洗ったの!?」と聞かれ気まずい思いをしたこともありました。
でもこの時はまさか、モデルや女優の中に、朝の洗顔をしないことを美容法にしているという人がいるとは思ってもみませんでした。
確かに洗顔しなかった日の方がお肌の状態が良いことを実感!
そして数年前、朝の洗顔をしない!という美容法をテレビやインターネットなどで目にするようになり、その時に「やっぱりそういうことか!」と腑に落ちる思いを味わったものです。
というのも、朝の洗顔をしなかった時の方が、お肌にほんのりと脂が乗った感じで、ツヤ感がありみずみずしい感じもしました。このためか、メイクのノリも良いと感じていました。
しかし、義務感から(?)洗顔をした日に限って、メイクは粉浮きしたり、口の周りや目の周りが乾燥したり…。途中でメイクの上から保湿が必要になったりしていました。
有名女流作家・宇野千代さんも本の中で寝起きの肌を証言!
そんな美容法を実践している!堂々とそう宣言する有名人がいると知って、そういえば…と思い出したのが、かつて読んだことのある女流作家、故・宇野千代さんの『恋愛作法 愛についての448の断章』です。
この本の中で宇野千代さんは、男性と会う前にお化粧をした後、少し時間があったので、そのまま仮眠を取ったとしています。
その時鏡を見てみると、化粧の上からほんのりと脂が乗って、お肌がとても良い状態になっていたということを書かれています。この部分を読んだ時、分かる!と思ったので、覚えていたのです。
これは、朝洗顔しなかったということが書かれていたわけではありませんが、自分の体験と照らしても、寝起きのお肌は、そのままで程良く脂が乗って良い状態になっていることが多いということになりそうです。
朝起きて、洗顔をするということは、この自然に浮き出た脂分を洗い流してしまうということになります。
有名人の影響力で、現在は朝洗顔はほぼナシの日々!
今の夫と結婚してからも、「朝顔洗ったの!?」と指摘されて恥ずかしくなったことがあります。しかし今では、「モデルや女優さんも朝洗わない人がいるんだよ!」と言えます。
そんなわけで現在は、朝洗顔はほぼナシの日々ですが、お肌の状態は良いと実感していますよ。
乾燥肌の方にはおすすめ!脂症の方には向かないのでは
私の肌は、乾燥肌です。このため、朝顔を洗って脂分を洗い流してしまうより、そのまま保っていた方が、水分バランスも良いのかもしれません。
しかし、脂症の方の場合は、朝起きた時に汗とともに脂もけっこうな量が浮き出ているのではないでしょうか。
実際、うちの夫の場合ですと、鼻の横に脂がたまっているほどで、このまま洗顔をしないというのは本人も気持ち悪いでしょうし、ニキビも出来やすくなるなど逆効果になりそうです。
ですので、乾燥肌の方で、洗顔後にどうしてもお肌がつっぱったりカサカサしてしまうという方は、試してみる価値はアリ!と言えるのではないかと思います。
洗顔しないといっても、汚れが気になるなら濡れタオルでサっと拭いたりはします。また、真夏など汗をたくさんかいた時は、洗顔料なしで軽く水だけでサっと洗うということは私も行なっています。その時の肌状態に合わせて臨機応変にすればOKです。
汚れは禁物
ただ、いずれの場合も、夜寝る前にはメイクや汚れをしっかり落としておいてください。
そして、くれぐれもヨダレの跡など、寝ていた間の汚れは入念にチェックして、もしあれば拭き取るなどは忘れないようにしてくださいね!