冬のスキンケアで、最も大切なのは正しい方法で洗顔することです。洗顔方法を間違えると乾燥肌を悪化させ、肌トラブルの原因になります。
ここでは、冬の乾燥に負けない洗顔方法7つのポイントをご紹介します。毎年、冬になると肌コンディションが整わずお悩みの方は、必ずチェックしておきましょう。
かさつきから肌を守る!真冬の洗顔7つポイント
外にでれば空気の乾燥、室内にいれば暖房の乾燥。冬に何も乾燥対策をしないでいると、お肌はカサカサ、粉ふき状態になってしまいます。
女性のお肌は季節の変化に非常に敏感、冬には冬の洗顔方法・気をつけるべきポイントがあるのです。要点をかいつまんで見ていきます。
ポイント1 熱いお湯は使わない
寒さに負けてやってしまいがちな洗顔の間違いですが、熱湯に近いお湯を使って顔を洗ってはいけません。潤い保持に必要な皮脂まで、洗い流してしまい乾燥が悪化します。
洗顔に適切なお湯の温度は、年間通して共通の32℃。人肌より低い温度で「少しぬるい」と感じる位が適切です。
ちなみに32℃の根拠ですが、過剰な皮脂を落としつつ保湿成分を維持できるギリギリのラインです。シャワーやお風呂のお湯で顔を洗っている方は、洗面器を使う等、方法を見直して正しい温度の洗顔に切り替えましょう。
ポイント2 洗顔に時間をかけすぎない
きちんと汚れが落ちるように丁寧に洗顔をすることは、間違ったことではありません。
ただ、洗顔時間が長いほど、お肌に負担がかかっていることも考慮すべき。冬には、汗をたっぷりかく夏場と同じほど時間をかけ、洗顔をする必要はないはずです。
ポイント3 たっぷりの泡で優しく洗う
冬に限ったことではありませんが、ゴシゴシ洗いは乾燥の大敵。顔につける前にふわふわの泡を作っておいて、顔をなでるように洗います。
頬の部分は手の平を使い、小鼻や目尻は薬指の腹を使って、円を描くように洗うのが乾燥を防止する正しい洗顔法です。ネイルをしている方は、お顔に傷をつけないように、角度に気をつけて指をあててください。
ポイント4 乾燥しやすい目元・口元は最後に洗う
洗顔フォームがついている時間が長い程、乾燥ダメージはたまっていきます。お顔の中でも乾燥しやすい目元・口元は最後に残して、皮脂汚れが多い部位から、洗顔しましょう。
肌質は人それぞれ個性があるので、乾燥しやすい部位にも違いがでます。
目元・口元以外にも、カサつきが気になる部分があれば最後に残し、洗う順番・洗顔にかける時間に差をつけるようにしてください。
ポイント5 過剰なすすぎは不要
洗顔料が顔に残らないようにと、念には念を入れて洗顔している方もいることでしょう。すすぎの回数が多すぎるのは、乾燥の原因の1つ。お肌は水に触れる時間が長いほど、ダメージがたまっていきます。
洗顔するときのすすぎの目安は、10回程度。多くても15回すすげば十分です。
とくに、乾燥肌ならすすぎの回数はなるべく少なく留めるべき。あごのラインや髪の生え際、洗顔料が残りやすい部分だけは、片手で水をかけながら丁寧にすすぎ、他はすすぎすぎないようにしてください。
洗いの行程同様、すすぎでも部分ごとのメリハリを意識するといいでしょう。
ポイント6 合成界面活性剤に注意
合成界面活性剤とは、水と油を混ぜ合わせるために使う薬剤のことです。市販の石鹸・洗顔料のほとんどに使用されています。
一概に、全てが悪というわけではありませんが、強い成分のものを使うと負担が大きくカサカサ肌を刺激するリスクがあります。
ポイント7 朝洗顔はぬるま湯で
朝起きた時、夜と同じように洗顔フォームを使い顔を洗ってはいませんか。
夜はメイクを落とす必要があるので洗顔料が必要ですが、朝洗顔はぬるま湯で十分です。洗い過ぎはかえって乾燥を招きます。
ぬるま湯だけだと、顔が脂ぎってしまわないか不安になってしまうかもしれませんが、そもそも皮脂の過剰分泌は必要な脂まで落としてしまうことが原因で起こるものです。朝洗顔をぬるま湯に変えたら、ニキビが改善されたという話もよく聞きます。
全体的には乾燥肌だけど部分的にニキビができる混合肌の方こそ、ぬるま湯による洗顔を試して頂ければと思います。
以上、冬の洗顔7つのポイントを紹介させていただきましたが、いかがでしょうか。
お顔の乾燥は、少しの工夫で改善できます。知識を得るだけでなく実践を。毎日のケアに役立てて頂ければと思います。